ひまわりが日に日に背を伸ばす今日この頃、皆様はいかがお過ごしのことでしょうか。 今回は、この夏限定のお勧め日本酒をご紹介致します。 ~古き良き南部杜氏伝統の手づくり職人技の結晶~ 『金龍 木桶仕込み特別純米生酒』 栗原市にある「一ノ蔵」のもう一つの酒蔵「金龍蔵」。昔ながらの造り酒屋の風情が残る金龍蔵の創業は、文久二年(1862年)と歴史のある酒蔵です。金龍は3種類あり松庵でお出ししているのは特別純米酒の生酒タイプです。今では殆ど使われなくなった仕込み用の木桶を復活させ、宮城県産のササニシキでお造りしています。酒に木桶の香りがつかないよう、細心の注意を払いながら仕込まれたお酒は、柔らかい口あたりながら、木桶仕込み特有の酸味豊な滋味深い味わいに仕上がっています。 ~お日様と田んぼの恵みを味わう酒~ 『日輪田(ひまわりラベル) 純米原酒超速火入』 栗原市金成にある160年以上の長い歴史と伝統の中で酒造りを行ってきた「荻野酒造」。自作田と近隣農家と契約栽培している美山錦を原料米の主とし、水は酒蔵から1kmほど離れた自社所有の霊堂山に豊富に湧き出る奥羽山脈の栗駒山を水源とする自然水(軟水)を使っています。 ひまわりは別名「日輪草(にちりんそう)」とも呼ばれ、日輪田のイメージに近いという事でデザインされました。搾ってすぐに「超速火入」をすることで、新酒らしい味わいを限りなく損なうことなく閉じ込めました。そのため、少し炭酸ガスが残っています。 三陸の雲丹などのお料理とも相性抜群のお薦めの一品を是非ともご賞味下さいませ。